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【2015センター試験特集】 センター試験国語 各予備校解説・分析・概観まとめ

各予備校の外観などをまとめます。復習頑張ってください!

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問題概観

1.評論:佐々木敦『未知との遭遇』 50点:マーク数11
2.小説:小池昌代「石を愛でる人」 50点:マーク数9
3.古文:『夢の通ひ路物語』 50点:マーク数8
4.漢文:程敏政『篁墩文集』 50点:マーク数9

河合塾

標準的な文章からの出題で、昨年よりも易化。

・難易度:易化

・出題分量:第1問(評論)の本文量は、昨年度と比べて400字強増加した。設問数、マーク数は、ともに変わらない。第2問(小説)は、本文量は昨年よりも500字ほど短くなっているが、選択肢は全体にやや長くなっている。第3問(古文)の本文量は40字ほど減少した。設問数・マーク数は昨年と同じ。第4問(漢文)は、本文量が207字で23字減少、設問数は昨年と同じだがマーク数は1つ増加して9つ。

・出題傾向分析:

<現代文>第1問(評論)は、現在活躍している著者の評論から出題された。問5や問6など、見慣れない出題形式の設問があった。特に、問6では2行の選択肢が8つあり、検討に時間がかかったと思われる。また、3行の選択肢の設問が3問出題され、全体として選択肢の字数が増加した。第2問(小説)は、この3年間は大正から昭和初期にかけての小説からの出題が続いていたが、今回は近年の作品が取り上げられており、やや随筆風ともいえる小説からの出題であった。全体にボリューム感のある問題ではあるが、本文を丁寧に読み、選択肢と照合すれば、正誤の判定はしやすかったと思われる。「なんとなく」答えを選ぶのではなく、本文をしっかり読んで、根拠を意識しながら選択肢を選ぶことが肝要であろう。
<古文>本文は、中世の擬古物語からの出題であった。帝に見初められ女御となった女君と男君の悲恋の物語で、二人の手紙のやりとりを中心に、人目を忍ぶ恋の苦悩が描かれている。昨年は和歌がなかったが、今年は本文中に和歌が二首あり、設問に関係していた。
<漢文>血のつながりのない親子の関係について、年老いた猫と2匹の子猫の話を事例に挙げた上で親の慈愛と子の孝との重要性を訴える文章であった。語の意味、解釈、書き下し文、理由説明、筆者の考えの説明など標準的な設問が中心であったが、問2、問3は、文法にかかわる問題であり、問3は選択肢が文法の説明となっており目新しい。

参考:http://kaisoku.kawai-juku.ac.jp/nyushi/center/15/index2.html

城南予備校

・難易度:例年なみ

・出題分量:問題の分量が減少

・出題傾向分析:

評論は近代的な「歴史」の崩壊とリテラシーの関連について説明した文章で、昨年の「漢文と武士との関係性」を主題とした文章と比較すると一見読みやすいが、文章の論旨は意外にとりづらい。また、設
問の選択肢自体が読み取りにくく、手こずった受験生も多いかもしれない。問 6 で 8 つの選択肢から正解を 2 つ選択させるという近年にない形の出題があった点が特徴的であった。小説は問題文の文章量が
昨年よりも約 2 ページ分減少し、文体もエッセイ調で読みやすく、設問も比較的平易であり、前年よりは取り組みやすいと言える。評論・小説をあわせれば、昨年並みの難易度である。

参考:http://www.johnan.jp/sokuhou/pdf/15_kokugo_2.pdf

駿台・Benesse

評論で要約的な理解が求められた。全体として標準的な出題で昨年より易化

・難易度:易化

・出題分量:大問数4、各大問の配点50は昨年から変更なし。設問数は変更なし。解答数は漢文で1個増え、全体として解答数が1個増。

・出題傾向分析:

評論では、最終設問で文章の表現について適当でないものを8つの選択肢から2つ選ぶ出題がなされた。また、問題文の分量がやや増加し、3行選択肢が3問出題された。小説は、今年も短編全文の出題であった。古文では、本文中の2つの手紙について問う設問、敬語の種類と敬意の方向を問う設問が出題された。漢文では、書き下しの出題が1問のみで、返り点付きであった。また、問1だけでなく、問2、3でも語句に関する設問が出題された。

参考:http://www.johnan.jp/sokuhou/pdf/15_kokugo_2.pdf

東進

現代文は設問数・問の形式とも例年通りの出題。古文は近年頻繁に出ていた擬古物語の出題。漢文は昨年と同様「随筆」からの出題であった。 

・難易度:易化

・出題分量:大問数4題、各大問の配点50点。解答数は漢文で1つ増えて37になった。

・出題傾向分析:

現代文の第1問の評論は、現代的なテーマから出題された。昨年・一昨年と比較しても、堅苦しくない文章であったので、読解自体には手間取らなかったと思われる。ただ、問1の漢字がやや難しく、問2、問4では選択肢の吟味が必要であり、「適当でないもの」を選ぶ問6は選択肢が八つあるため、解くのに時間を要したと思われる。第2問は「小説」とあるが、内容は筆者の実体験をもとにした随筆調であり、筆者独特の詩的な表現が含まれているものだった。設問別では問4と問6がやや難である以外は無理なく解ける問題であった。第3問の古文は全問とも標準的な問題であった。前書きや注の人物説明をヒントとして表現に沿って読んでいけば正解は得られる。問2の敬語問題でも人物関係が関わる。第4問の漢文は昨年と同様「随筆」からの出題であった。問1の漢字の意味、問2の漢字の読み、新傾向の、問3の漢字(語)の用法の説明など例年よりも知識系の設問が多かった。国語全体としては、易化。

参考:http://www.toshin.com/center/kokugo_shousai.html

代々木ゼミナール

全体として出題形式に大きな変化はない。昨年に比べて選択肢の正誤が明白になり、解きやすくなっている。

・難易度:やや易化

・出題分量:評論は昨年より約300字程度増加し約4100字、小説で約400字程度減少し約4700字、古文は昨年と同程度の約1200字、漢文で20字程度増加し約210字。

・出題傾向分析:

近代以降の文章2題(評論・小説)、古文1題、漢文1題という構成は例年通り。
第1問は佐々木敦「未知との遭遇」、第2問は小池昌代「石を愛でる人」の全文、第3問は擬古物語「夢の通ひ路物語」、第4問は程敏政「篁とん(土+敦)文集」からの出典。
現代文の評論は情報社会に関する現代的な文章で比較的読みやすかった。小説は石と人との関わりを随想風に述べた作品である。古文は、昨年の「源氏物語」からマイナーな擬古物語に戻り、和歌に関する問題が復活した。漢文は、猫をもちいて親子の愛情の重要性を論じたものだった。

参考:http://www.yomiuri.co.jp/nyushi/15/center/1/bunseki/1208036_2048.html


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こういうのってなかなか送りにくいけど、、
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