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センター現代社会、センター倫理、センター政治・経済、センター倫理、政治・経済
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問題概観
1.日本人の海外移住と外国人の渡来 12点:マーク数6
2.原始・古代の農業と社会の変化 18点:マーク数6
3.中世から近世初期までの政治・社会 18点:マーク数6
4.近世の政治・経済・社会 17点:マーク数6
5.明治期の立法機関 12点:マーク数4
6.林芙美子とその時代 23点:マーク数8
河合塾
例年通り、地図を利用した問題や史料・グラフの読解問題がみられた。図版を利用した問題が減少した。
昨年に続き近現代の人物史(林芙美子)が出題された。近代の文化史からの出題が目立つ一方、前近代の文化史が減少した。
・難易度:やや難化
語句選択問題が激減して、4文正誤判定問題が増加したため、やや難化した。
・出題分量:昨年と変化なし。
・出題傾向分析:
大問数6題・マーク数36の全体構成は昨年と同じであった。分野としては、文化史が減少し、外交史が増加した。文化史は、近代からの出題は目立ったが、前近代(古代~近世)からの出題が大幅に減少した。形式面はほとんど変わらないが、年代配列問題が若干減少した。使用された図版の枚数は昨年に比べ減少したが、地図を利用した問題や文字史料・統計資料の読み取り問題は例年通り多く出題されており、歴史資料をもとに考察させようとする姿勢は今年も維持されている。過去のセンター試験の問題と類似した設問やテーマもみられ、過去問演習を中心にしっかりと学習した受験生は高得点が可能である。
参考:http://kaisoku.kawai-juku.ac.jp/nyushi/center/15/index2.html
城南予備校
・難易度:変化なし
・出題分量:昨年と変化なし。
・出題傾向分析:
形式も難易度も一般的な問題であり,グラフ(1 点)や写真(2 点),史料(5 点),地図(1 点)などの出題も例年通りであった。時代状況の把握力まで必要な時代配列問題や出来事の年代からグラフを分析させる問題も例年通り出題されているが,これらは単純な歴史用語の暗記だけでは太刀打ちできないため,日頃の学習の成果で差がつきやすい。なお,戦後史は昨年度の 4 題から 2 題に減少した。
参考:http://www.johnan.jp/sokuhou/pdf/15_nihonshi_2.pdf
駿台・Benesse
外交史が増加。正確な史資料の読解力と網羅的な学習が勝負を分けた。難易はやや難化
・難易度:やや難化
・出題分量:昨年並み
・出題傾向分析:
6択の年代整序問題は2問減少し、3問。2文の正誤判別問題は6問で昨年から変更なし。グラフ、写真、地図など例年同様、多彩な資料が扱われた。
外交史の比重が昨年より高まり、各分野が網羅的に出題された。中世の割合が減少し、また戦後史は昨年から減少して2問であった。
参考:http://dn.fine.ne.jp/dn/b/002/center/sokuhou/mondai_k/mk_422_1.html
東進
戦後史の出題が激減し、対外関係史の出題が増加した。
・難易度:昨年なみ
・出題分量:昨年と変化なし。
・出題傾向分析:
大問数6題、小問数36問の問題数は昨年度と同様。例年通り、史料・グラフ・写真・地図を用いた問題がみられたが、出題数はやや減少した。昨年度減少した外交史(対外関係史)の出題が増加した。
(時代)中世の割合が減少し、戦後史からの出題が減少した。第3問は中世に限定されず、近世初期(織豊政権)までが出題の対象となった。
(分野)例年通り、政治・社会・経済・外交・文化とバランス良く出題されていたが、外交史(対外関係史)がやや目立った。前近代の文化史の出題は減少した。
(出題形式) 多様な素材(史料・グラフ・写真・地図)を用いた問題は、昨年度よりやや減少した。年代整序問題は、昨年度の5題から3題へと減少した。空欄補充問題では、3つの語句の判断を求める問題が出題された。過去問と類似した地図問題が出題されたことが特筆点としてあげられる(第6問の問6と2013年度第6問の問6)。
(史料・グラフ・写真・地図)史料(鹿子木荘に関する史料、北条泰時書状、1838年の江戸幕府の諮問に対する代官の回答、鉄道国有法案の審議に関する議事録)、グラフ(日本人の海外移住者数)、写真(朱印状、竪杵・石包丁)、地図(日本軍が占領した都市)が設問の素材として用いられた。
参考:http://www.toshin.com/center/nihonshi-b_shousai.html
代々木ゼミナール
問題量・出題分野は例年通り。近世史の出題がかなり増加したことで、中世史の出題が減少した。
・難易度:昨年並み
・出題分量:昨年とほぼ同じ
・出題傾向分析:
第1問テーマ史、第2問原始・古代史、第3問中世~近世初期史、第4問近世史、第5問近代史、第6問近現代史という構成で、原始は昨年に続き2年連続で出題された。
第1問のテーマ史は、日本人の海外移住と外国人の来日といった人々の移動・往来をめぐる問題で、近代の日本人の海外移住者数のグラフや朱印状の写真などが掲載された。
第6問の近現代史では、強烈なインパクトを与えた昨年の手塚治虫から今年度は作家の林芙美子を題材として取り上げたが,社会・文化史を中心としたオーソドックスな問題であった。
参考:http://www.yomiuri.co.jp/nyushi/15/center/1/bunseki/1207971_2048.html
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