眼帯勉強法って?
先日のアメトークにてオリラジの中田あっちゃんより紹介された謎の眼帯勉強法。
何でも、右脳と左脳の働きの違いに着目して、眼帯をつける事で片方ずつを交互に眠らせて永遠に起き続けて勉強を続けようとした、という伝説の勉強法です!
しかし挑戦した本人は結局倒れたようです・・・
これに追い打ちをかけるようにネットではまことしやかにこの勉強法が効果があるように取沙汰されていたりします。
もう20年も前に「藤本憲幸」という人の著書でこの勉強法についての言及があったようなんです。
片目に眼帯をしてしばらくすると、その反対側に位置する脳(右目であれば左脳)が眠り始め、休ませることが出来るそうなのです。
つまり、右目と左脳を休ませながら、左目と右脳で勉強し、疲れたらその逆でまた勉強する…と続けると眠らずにずっと勉強できる、という正に中田氏と同じ勉強法。
そして著者は何と夏休みを一睡もしないで有名大学に合格したとかしないとか・・・
もう胡散臭さがプンプンしますね・・・
結論
人間の学習に置いては「睡眠」が必須と言われています。特に記憶の定着には睡眠が必要不可欠で、これを欠いてしまうと著しく学習効果が落ちます。
これは様々な研究からも実証されています。少し調べれば出てきます。
また、人間は意図的に右脳・左脳の機能をコントロールする事は出来ません。
ですので、片方の眼帯で片方の脳を眠らせる、という事は基本的に不可能です。
夏休み40日間寝なかった、とあるようですが、命に関わるので、健全な受験生は絶対にやめましょう。
昨日はエイプリルフールでもあったので、真偽入り乱れた情報が飛び交ったのかも知れませんね。
しかしながら、あっちゃんの脳を交互に使う、とかそうした独自に勉強方法を「考える」という事、そして「工夫」するという観点は素晴らしいと思います。
この件に関しては正に体を張ったギャグのように荒唐無稽な発想にはなってしまいましたが、こういう事を考えようとする姿勢と慶應に受かった事は無関係では無いと思います。
とりあえず、受験生はしっかりと寝てください!
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