医師国家試験
医師国家試験の合格率は実はほとんどの大学医学部で90パーセント前後となっている。難関とされる司法試験やその他の資格と比べても非常に高くなっているが、その要因が受験の前提条件にある。
その条件とは「医学の正規の課程を修めて卒業すること」であり、つまりは大学の医学部に入学し、6年間の課程を終え卒業する事が条件となっている。
合格率が高いのは難易度が低いわけではなく、逆説的に考えると医学部に合格する事の出来る人間で大学課程をしっかりと終えれば受かる、と考える事も出来る。
つまるところ、医学部合格が医師免許を取る上での最上級の関門と言えるだろう。
医師免許が取得できれば大学病院などの医療機関、もちろん独立して開業することもできクリニックでも就職することが可能です。
正確な条件は以下の通り。
1.学校教育法に基づく大学において、医学の正規の課程を修めて卒業した者。
2.医師国家試験予備試験に合格した者で、合格した後に1年以上の診療及び公衆衛生
に関する実地修練を経た方。
3.外国の医学校を卒業し、又は外国で医師免許を得た者であり、厚生労働大臣が
(1)又は(2)に掲げる者と同等以上の学力及び技能を有し、かつ、適当と認定した者
4.沖縄の復帰に伴う厚生省関係法令の適用の特別措置等に関する政令第17条
第1項の規定により医師法の規定による医師免許を受けたものとみなされる者で
あって、厚生労働大臣が認定した者。
医師国家試験
外国の医学校卒業者又は、医師免許を得た者で、厚生大臣が認定した者。と決められています。
医師国家予備試験があり、これをパスした者が本試験に臨むことが出来ます。
□第1部試験
解剖学(組織学を含む。)、生理学、生化学(免疫学を含む。)、薬理学、病理学(法医学を含む。)、微生物学(寄生虫学を含む。)、衛生学(公衆衛生学を含む。)
筆記試験
内科学、小児科学等、精神科学、外科学、整形外科学、産科・婦人科学、皮膚科学、泌尿器科学、耳鼻いんこう科学、眼科学、放射線科学等になります。
勉強法としては
勉強法としては、細かくて正確な知識を問う問題が多く出題されているため、正確な知識を学ぶことが大切です。
医療に携わる者なので、正確な知識の習得は必須ですよね。
医師国家試験の試験範囲が広範囲なため勉強に時間がかかります。
医師国家試験は、自分で過去問等をテストして、上記で述べたような知識面をしっかりと学んでおく必要があります。
また、当然臨床試験もある訳ですから、大学での臨床などもしっかりとやっておく必要があります。
免許取得後の進路としては大学の医局に進みキャリアを積んだり、開業医となって独立して挑戦していく道もあります。
医師の平均年収は1154.0万円で、医師になれば、かなりの高給を期待することができますが、それまでの投資(医学部の学費等)の額も大きくなるので、稼げるようになるまでの資金的な準備は必ず必要になるでしょう。
コメントする