身の丈を知る
残念ながら人の持つ才能は平等ではありません。世の中には生まれながらにしていわゆる天才と呼ばれる人たちがいます。この天才は先天的・後天的かは別にして存在します。
たまにそういう人の勉強方法が世の中に出回ったりしますが、これは決して真似をしてはいけません。これが使えるのは本当に一部であり、一般的な人には全く適用出来ないからです。
人にはそれぞれの人に合った勉強方法が存在する訳です。
例えば世間一般的に天才と言われている有名な人がその人の高校時代の英語の勉強方法を紹介します。その人はなんと一つの小説にはまってそれを読みまくる事で英文がスムーズに読めるようになったと言います。
これは恐らく捏造でも何でもなく、事実本当に読めるようになったのでしょう。しかしながらこのやり方で出来るようになる人はごく一部、下手をするとその人にしか出来ない方法であった可能性があります。
こういうストーリーを見てしまうと、自分もそうしよう!とかこの「無謀」な方法を選択してしまう人が出てきます。
君は天才では無い
はっきり言います。このような勉強法で英語を身につける事は不可能です。いえ、正確に言うのであればほとんどの人にとってこのような勉強方法で英語を身につける事は不可能です、と言うことです。
大抵、このような天才の勉強方法を普通の人が真似をすると大やけどを負います。それも回復不能な致命傷を受けるケースも少なくありません。
基本的には受験勉強というものは期間が決まっているものなので、この期間内に成果が出なければ失敗になります。
英語などに関しては一見遠回りに見えるような単語や熟語、そして英文法をしっかりと勉強をした方が必ず安定的に成績は伸びると言えます。
しかし、実在するのです。高3の夏休みの終わりまで部活を徹底的にやっていたけれど、その後の勉強だけで東大に受かってしまった部活の先輩が。
諦めましょう。自分はそうでないと。
基本的に天才タイプの人、というのは根本的に違います。しかしながら高校生活を一緒に過ごしていたり身近な存在だったりすることで大きな勘違いが生じます。
認識しましょう、彼らとは違う、と。
信じていいストーリー
例えばこのようなストーリーがあったとしましょう。
「東大に10浪してやっと受かった!」
これはとてもいいストーリーです。正に凡人のためのストーリーです。どんな人であれ10年かければ東大に受かる事が出来るとも言われます。これは非常に現実的なストーリーです。
実は簡単に成績が上がらなかった、とか、生田の苦労を乗り越えてようやく少しずつ成果が出てきた、こういうことが一般的には役に立つ訳です。これが現実に則したストーリーなのです。
ただ、多くの人はドラマ性の強いストーリーに惹かれてしまうのも事実です。
書店にいけば今をときめく画期的な勉強方法の本や今のブームを繁栄した本が並んでいるでしょう。そして○日で理解できる本、といった安易なネーミングの本も多いでしょう。
もし仮に○日や○時間で何かが習得できるなら誰でも出来るようになるでしょう。
でも現実は違うことが皆さんは良くわかっていますよね?
スーパーマン・スーパーウーマンの話は参考程度にとどめておきましょう。
真似をして大やけどを負うのが関の山です。
しっかり自分の身の丈にあった勉強方法を選択し、着実に成果を出すようにしましょう!
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