勉強をする上で思い悩む事はとても多いだろう。時には壁にぶつかり、人に助けを請う場面も少なからず出てくるだろう。
しかしながら、そんな時に安易に悩みの解決策や答えを聞いてしまってはならない。
多くの人間を見ていて、これはダメだ、と思わされる例は少なくない。ここではそういうダメなパターンの人間の例を挙げてみる。
ここに挙げる例とは逆の行動を選択する事で、より良い方向性に進むことが出来るとも言えるので参考にしてみて欲しい。
どうやったらいいパターン
- どうやったら受かりますか?
- どうやったら成績が上がりますか?
- どうやって勉強したらいいですか?
- 一日どれくらいやったらいいですか?
- どの参考書がいいですか?
嘘のような本当の話だが、このような質問をする中高生は非常に!多い。
こうした事を頭の中で考える事は誰でもあることだし、自然の事だ。しかしながらこれをそのまま質問にしてしまってはいけない。
今の時代、心無い人ならばググレカス、と一蹴されてしまうだろう。
ここでの注意点はそれぞれの質問をしてはいけない、ということではない。
しかしながら、このままの質問では回答を出す側も回答が出せない、という事に気づかなければならない。
Q.どうやったら受かりますか?
もちろん、方法は無数にあり、答えとなるものは存在する。
しかし、この場合での回答はこのようになってしまうだろう
A.勉強すること
これは意地悪でも何でも無い。質問した人の質問内容が悪いのだ。逆にこういう考えでは受験合格など遠い話だと心得よう。
答えくれくれパターン
- この数式の答えを教えて下さい
- この英単語の意味を教えて下さい
- 問題集の答えをすぐに見てしまう
- 鎌倉幕府を開いたのって誰でしたっけ?
これも非常に多いパターンだ。
数学などでは答えだけ聞いても全く意味が無いケースが多い。解法の途中や切り出し方などを理解しないと結局その後の問題は解決しない。そうした事が理解出来ていないのだ。
英単語なんかは言わずもがな、調べろと。
少なくとも自分では最低限の単語は調べてあって、ただ文中ではこの解釈では上手く文章が成り立たない、というようなパターンで初めて質問をするべきだ。
問題集はとにかく答えを見ないで徹底して自分の頭を使って考えぬくこと。答えを見るまでの考えている時間が伸びている時間、とも言えるのだ。
時間はかかるがこれが一番伸びる。
悩んでいるふりパターン
- やる気が出ないんですが、どうしたらいいですか?
- 勉強しても成績が上がらないんですが、どうしたらいいですか?
- 彼氏にふられてやる気が出ません。
- 英語の記述はいつからやればいいですか?
やる気が出ないパターンは良くある事で、悪い質問とは言えないかも知れない。ただ、やる気の出ない原因は必ずあって、目標が無かったり、他に気になる事があったりする。
こうした時はその原因をさっさと取り除いて集中できる環境を作る事だ。
簡単に取り除ける原因なのに、あえて放置してやる気が出ないとか悩んでいる風にしている人間はとても多い。
勉強しても成績が上がらないケースも当然少なくない。
でも、答えはシンプル。足りないだけ。伸びるまでやるだけ。
彼氏は高校・大学でもっと素敵なやつを見つけろ!君は内田篤人のような将来性を秘めた人と付き合っている訳ではない。
もっといくらでもいいのがいる。
それと、英語の記述はどうしたらいい?とか言うやつがいるがこういう奴に限ってそもそもの英語の基礎力が無かったりする。大学受験の場面でも記述はあまり多くはないので、とても特殊な事に見える。だから対策を、と考えてしまう。
しかし、現時点で自分に何が必要なのかを考えれば要不要は簡単に判断出来る。
じゃあ良い質問は?
いい質問の条件は簡単だ。
自分の頭でまずしっかりと考えて、処理できる部分は処理した上で質問をすることだ。
英単語の例が一番わかり易い。
まず辞書で調べろ。電子辞書もあるだろうし、スマホもある。便利な世の中だ。
その上で、分からない場合に初めて質問をするのだ。
参考書選びにしてもそうだ。
自分としてはAとBがいいと思って内容を見てみた。Aはこのようになっているので自分としてはAがいいのではないか?
この時初めて有効な回答が得られるのだ。
何の参考書がいいですか?そもそも自分で考えられるべき点を放棄し相手に全てを委ねてしまっている。
こういう考え方の人間は基本的に成功しづらい。
いかがだっただろうか?少々厳しい部分もあるかとは思うが、やはり伸びる生徒と伸びない生徒というのは明確に分かれている。その一つがこうした的確な質問が出来るかどうか、でもある。
ちょっと、ちょっとでいい。まずは自分で考えてみよう。
そうすることで何事も大きく変わってくる。
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