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絶対に間違えたくない!夏休みの勉強を失敗させない方法9選

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さて、いよいよ高校3年製の夏、受験の「天王山」がやってきます!

皆さん準備は十分に整っているでしょうか?夏休みってかなりの時間が取れる事も事実なのですが、それでもやはり時間は有限で、限界を超えたスケジュールを立ててしまったり、辺に詰め込みすぎてしまったり・・・

前半に飛ばしすぎて体調を崩したり、後半バテてしまうようなケースもあるでしょう。そうした例は跡を絶ちません。

夏休みはやはり特色のある期間です。有効に活用できればとても役に立ちますが、そうで無い場合悪い方向に働く事すらあります。是非、夏休みの落とし穴にはまらず適切な勉強をするようにしましょう!

それではありがちな勉強方法の失敗例、いってみましょう!

その1:時間はいくらでもあると思わない!

夏休みはいくらでも時間がある。これは真っ赤なウソです。

今まで見た生徒の中で身も心も全て勉強に費やすことで実現できた時間が「600時間」です。これがMAXだと思っていいでしょう。

これを実現するためには1日15時間x40日間が必要です。夏休みが短い所ではこの日数を減らす必要性があるので、ヘタすると8月1ヶ月だけで30日、450時間程度しか取れない学校もあるかも知れません。

それに、冷静考えてみてください。勉強以外に費やす時間はゼロでしょうか?

夏休みの24時間x40日=960時間です。この時間のうち勉強時間に当てられるのは高校生の平均が約300時間と言われています。実に2週間以下分くらいしか勉強に充てられていないのです。

1日にすれば8時間も切る程度でしかありません。

それと、人間はそこまで意志が強い訳ではありませんから途中必ず中だるみやはたまた体調不良などが発生しがちです。こればかりは避けにくい問題です。

また、人間の集中力もそれほど長くは続きません。気力も体力も必要な夏休みです。勉強時間は思ったほど取れないのが現実問題だと知りましょう。

1日に集中できるのは8時間が限度でしょう。15時間勉強する場合でも集中している時間帯とそうでない時間帯、それぞれで勉強方法を分ける必要性があります。

頭を使って勉強する時間帯、単純暗記に費やす時間帯、これらを上手く使い分けるようにしましょう。

その2:細かすぎる時間割を設定しない!

きっと誰しもが経験がある事だと思いますが、夏休みに入る前に気合を入れて勉強しよう!と意気込み過ぎて、細かすぎる時間割を設定してしまう人がいます。

計画とはそもそもずれるものです。ギチギチに詰め込んだ時間割なんてずれるのが当たり前です。

最初は計画通りに頑張りますが、あまりに思うように進まないとそのうちその日暮らしになってきて、無計画で勉強を進めていって、気づいたら夏休みももう終盤戦なんてのは良く聞くパターンです。

人間は怠惰な生き物です。サボらずに勉強を続ける方が難しい。

なので、必ず余白を作っておくこと!この余白で勉強のずれを吸収するようにすること。そして必ず自分はサボってどこかで計画がおかしくなると言う事を大前提で頭に入れておきましょう。

人間は計画通りに進まないと、辺に自分を責めてしまって、どんどんサボるような負のスパイラルに入る可能性が高いです。

計画がずれまくったら思い切って途中から作り変えるのも手です。

その3:ある程度大雑把な計画を!

これは適当な学習計画を作れ、という事では決してありません。

普段から細すぎる計画を立ててしまう人は、ある程度大雑把な計画を立てましょう。前にも述べた余白の部分ですね。

逆に元から大雑把過ぎる計画しか立てられない人は、ある程度で構いませんから細かい計画を立てるようにしましょう。

そして部活は大半の生徒は終わっているでしょうが、塾や予備校に行っている生徒も多いでしょう。そうなると実際に自分で使える時間はどれほどのものか。ここは大きく見積もらず、最小で見積もるようにしましょう。

1,2時間などはあっという間に過ぎてしまう時間です。ほとんど何も出来ないくらいで終わってしまう時間でもあります。

  • 予定が読みにくい時間帯には計画を立てない
  • 考えたり迷ったりしないよう実施する教科と教材は決めておく
  • 最低限進めるための分量を決めておく

その4:暗記科目ばかり取り組まない!

夏休みに詰め込もうとしがちな教科、社会系や理科系の暗記科目、それと古文・漢文などが挙げられるでしょう。

普段は基本的には時間のかかる主要科目、英数国に時間が取られる事が多いでしょうから、どうしても暗記系の科目や古文などは夏休みに回されがちな科目です。そう、ここで全てを取り戻そう!と

しかし、十分な時間の取れる夏休みだからこそ苦手科目だったり重点的に学習したい科目を徹底的に行いたいものです。

例えば化学などの暗記系は隙間時間を使い、メインの計算問題などに時間をかける、などの工夫は絶対に必要です。

最も頭の働く時間などに単純に暗記科目をやるのは愚の骨頂です。

学習した記憶は人間が寝ている時間帯に定着する、と言われています。ですので暗記に適した時間帯は寝る前です。

頭が働いている時にやった方が覚えられる、確かにそれもあるでしょう。しかし頭がフル回転しているときは本当に物事を考える必要のある科目に充てたい所です。

ですので、夏休みに暗記系を一気にやる、というのは現実的には多いパターンでもあると思うので、実施時間帯を考えることと夏休み以外の時間帯でも出来ないか?と言う事をしっかりと考えましょう。

その5:隙間時間を徹底して確保する!

ほとんどの生徒は受験勉強一本に打ち込んでいるタイミングだと思いますが、まれに部活を引退していない生徒もいるにはいるでしょう。

そんな人はとにかく「隙間」時間を徹底して活用する他手立てがありません。もしくは部活を辞めるかどうか、と云うところですよね。

部活生の一日のスケジュール例

  • 06時00分:起床
  • 06時30分:通学
  • 07時00分:学校到着 ※早めに学校について部活前に勉強時間を確保する!
  • 10時00分:部活動開始
  • 18時00分:部活終了
  • 19時00分:帰宅
  • 20時30分:夜の勉強開始 ※粘れるだけ粘る
  • 01時00分:就寝

これでギリギリ8時間勉強をキープです。でもかなりしんどい事が分かります。逆に部活がない人はその分の時間を徹底して使える訳ですから無駄にしないようにしましょう!

その6:アウトプットを必ずする!

この夏休みはそれまでに基礎的な範囲は全て終えていて、本来的な使い方として徹底してアウトプットに使いたい、これが理想です。

ただ、学校によってはまだ範囲が終わっていなかったり、どうしても夏休みで挽回しよう、というタイプの勉強をする人が多いのでは無いかと思います。

そうなると、この夏休みの学習で行われる事の多くは「インプット」の学習になります。

実はこのインプットの学習では成績は伸びません。

知識を入れた段階では「知った」だけであり「分かった」訳ではありません。つまり覚えた物を瞬時に引き出す、そして使える、というのが理解した状態ですが、インプットではこれが出来ません。

つまりホームランの打ち方は覚えたけど、実際にホームランを打てるかどうかは別、と言うことです。

そして、このアウトプットというのがつまりホームランを実際に打つための練習なのです。

この練習が足りなければホームランは絶対に打てません。いくら頭の中に理想的なフォームが入っていたとしても、です。

その7:センター試験の過去問演習をやる!

そしてそのアウトプットのために必要な事が問題演習です。

受験生の夏休み、センター試験でもある程度の点数が取れるようになってきている段階です。ですのでアウトプットとしてこのセンター試験の過去問を使用する、というのは非常に有益です。

センターの点数が取れなければ危機感にもなりますし、実際に点数として出てくるので言い訳が出来なくなります。

また、大問毎に問題がわかれているため細切れで学習しやすいのも特徴です。もちろん1年分を一気に全部やる、といった必要はありません。自分がある程度学習が完了した部分の確認、「アウトプット」のために使いましょう。

よくいる「過去問は直前期に」という人がいますが、これは本番の練習をしないで本番に臨むようなものです。途中で間違いが発見された方が方向修正も出来ますし、確実に有益です。センターの過去問は解説もとても充実しています。

間違いがあればそこがわかっていない部分なので復習する箇所も明確になりますし、何より難易度がある程度一定なので、点数の成長などは如実にチェック出来ます。

演習量は得点率に直結するので必ずやりましょう。

また、理想を言えば志望校の過去問も1年分で構わないので解いておく必要があるでしょう。いいんです、出来なくて!ここでショックを受けて目標値とのギャップを確認しておきましょう。

その8:過去問対策の具体的なスケジュールを立てる!

ここでは逆行するようですが、具体的な計画を立てましょう。

センター試験などは制限時間も決まっていますし、理想的な時間配分などもあります。

時間配分などはこちら

もちろん最初は制限時間通りには出来ないと思います。自分自身がどのくらいで解けるかを正確に時間を測っておきましょう。

そうすると何教科、何年分、をやるためにはどのくらいの時間がかかるのか?ということが算出出来ます。

そうなると根性論などでは無く、具体的にどのくらいの時間をかければセンターの過去問演習が出来るのか、ということが分かります。理想は10年分ですが、少なくとも3年以上はやりたい所です。(あまりに得点率が低すぎる場合は別ですが・・・それでも1年分以上はやりたい)

1年分を実施する場合の例

■実施時間 8時間(5教科7科目)

※時間通りに実施した場合。初めなどは時間制限なくやってヘタすると倍の16時間くらいかかることも

■復習 3−8時間(得点率による)

※こちらも当然最初は復習にもかなりの時間がかかる

限られた時間の中で実施するとなると1年分をこなすのに復習まで完璧に考えると一週間くらいかかることが分かる。

なのでセンターの過去問演習だけに集中できる人は10年分を目指し、そうでない人は例えば3年分(3週間)などを目安に実施していきましょう。

また、センターの過去問は必ず新しいものから遡っていきましょう!これも新しいものは後に残す、とか訳の分からない事を言っていないで新しいものからです。

なぜなら古くなれば出題傾向が変わったり、それこそ出題範囲が変わったりもしています。新しいものからやるのが鉄則です。

その9:過去問を有効に活用する!

この過去問の演習ですが、実施するのは早ければ早い方がいいです。

大抵は夏明けくらいからセンターの対策に入り、冬休みにセンターを本格化、センター明けから二次の対策に入って行くことでしょう。

しかしながらセンター試験後は意外に時間がなく、まして地方の人間が首都圏の大学を受けたりする場合(逆も)移動や宿泊を伴ったりしてどんどん勉強時間が削られていきます。

年内にはセンター試験の対策は完了、二次試験の対策もある程度できているのが理想だと思います。

過去問の演習は実施・復習に大変な時間を取られるものです。後でやろう、と思って大抵できなくなってしまうことが多いものでもあります。

全く解けない状態で無謀に解き続けても意味がありませんが、ある程度の状態になっているのであれば前倒しでどんどん進める事が勝利のポイントになります!

是非頑張ってください!


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こういうのってなかなか送りにくいけど、、
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