政治経済の勉強って単純に暗記するだけ?そんなように考えている人って少なくはないのではないでしょうか。
でももう皆さん分かってますよね?
単純に暗記をする事の難しさを。
もちろん出来ますよ、単純に全てを暗記することも。でも大変なので、効率良く勉強する方法をしっかりと理解して効率良く勉強するようにしましょう!
1.絶対的に新しい教材で勉強
教科によっては時代を経てもあまり変わらない普遍的なものが多いものもあります。しかしながら、政経に関しては絶対に新しい情報、つまり教科書や参考書は最新版を使うようにしましょう。
何故かと言うと、政経は時事ネタを扱いますし、古い情報はほとんど意味を為さなくなってしまうからです。3代前の首相を覚えている意味はありません。時系列として覚える必要はありますが、やはり現役の首相を理解しておくべきでしょう。
国際情勢も大きく変わります。
ですので政経に関しては先輩のお下がりや中古などではなく基本的に最新版を使うようにしましょう。
どうしても家計的に難しい場合は別ですけど・・・
2.まずは絶対に全体学習
これは政経に限りませんが、一番初めに大事なのは合格するまでに必要な学習範囲の全体をしっかりと把握することです。
つまり教科書をまずは全て読みましょう。
良くありがちなパターンとしては少しずつ綺麗にノートをまとめていって、途中途中で完璧にしていこう、としてしまうパターンです。
結構真面目な人に多いのですが、途中途中で完璧にしようとせずまずは全範囲にしっかりと触れましょう。
ここでは常に大きな流れを意識する事が大切です。全体をまず俯瞰して捉えてから、途中途中のものになっていない所をつぶしていくイメージです。
3.物事を因果関係で捉える
物事をピンポイントの知識として覚えていくのではなく、必ず因果関係を理解するようにしましょう。
理解する、と言うことと、覚える、と言うことは似て非なるものです。
覚えた=理解した、にはなりませんが、
理解した=覚えた、には成り得ます。
そしてその方が記憶の定着率も高いです。事件や出来事などその背景と因果関係を理解しましょう。すると単なる一知識から長期記憶に変換することが出来ます。
4.原理原則で覚える
政経は実は原理原則で考えれば当たり前に答えられるものが少なくありません。例えば国家間の衝突には必ず利害関係が存在します。宗教戦争などに巧みに大義名分はすり替えられたりするケースもありますが、物事の本質は利害関係です。
得をしている(と思われている)国を損をしている(と思われている)国が攻撃する構造は今も昔も変わりません。
このように物事を考えていくと理解はとても早いです。
5.復習が結構多い
政経は今までの人生の中で既に一度学習している所も多い科目です。
自分が持っている知識と、新たに勉強を開始するとそれがリンクしない人もいますが、結構な部分、一度勉強している、ないしそれに関係している分野を勉強していたりします。
少し自分の頭を柔軟に新しい情報に触れてみましょう。
すると、お!これ以前に習った所じゃないか?
もしくは、これは以前習ったこの部分に関連しているのでは・・・
と古い記憶も呼び起こされます。古い記憶が呼び起こされて記憶すると定着率が高くなります。
6.時事ネタの収集をする
常に時事ネタの収集を意識しましょう。ズバリ一番いいのは新聞を読む事です。
実際にはテレビで流れているニュースなどでももちろん時事ネタは流れていますのでそういう時に情報収集するのもいいでしょう。
政治に関する情報などは良く流れていますよね。
経済の情報の方が若干少ないかも知れませんね。
あんまりゴシップばっかり見て時間をすり減らさないように・・・
7.夏休みまでには一度範囲を終えておく
良くありがちなのが、10月くらいとか夏明けの時点で急ピッチでやれば間に合う科目!とか言われます。
間に合うわけ無いでしょ・・・
いや、実際にいるんだと思います。そのくらいの時期から合格をゲットした猛者が。
その場合、前提知識が多く入っていたりとか、最初からある程度得意だったりとか、現実的には色々とその人によって条件が違うんですよね。
そういう伝説のようなものに振り回されるのは辞めましょう!
勉強時間が最も確保出来るのは間違いなく夏休みです。このタイミングで必ず一周は終えておきましょう。
それさえクリアしていればその後の時間でも対応出来る時間は残されているでしょう。
8.問題集に着手する
全範囲を終えたら問題集に着手しましょう。ここではある程度しっかりと復習まで徹底し、覚えていくようにしましょう。
問題集は一問一答など効率的なものがありますので活用しましょう。
例えば一問一答形式のものでレベル分けがあるものはまずは一般的なレベルのものを徹底的に覚えて完璧にしていくようにしましょう。
4周もすればセンターレベルでは完璧になってくるでしょう。
9.細部までこだわらない
前述の問題集の活用の部分ですが、難関大レベルを志望していない場合は、そのレベルの問題は遠慮なく切り捨てましょう。
出来事の原理原則の部分を把握している事が重要なので、あまりにも枝葉の知識に入っていってしまう部分など最初は覚えられなくても全く問題ありません。
時間が余ってくるようであれば着手しても全く問題ありません。
どうしても完璧にしよう、という気持ちからどんどん枝葉の勉強を広めていってしまう人がいますが、気をつけましょう。
大抵の大学の入試では基本的な知識だけで対応可能です。
それ以上に込み入った知識はそれぞれの志望校の過去問で問題ありません。
それ以降はまた別の機会で。
余談として
政治経済の知識は社会科学系の学部では強みを発揮します。
また、会社の筆記試験や司法試験や公務員試験、こうした分野でも強みを発揮しますので学んでおいて損は無い科目ですね!
是非効率良く勉強して頑張ってくださいね!
コメントする