特殊な国家資格
皇宮護衛官は少し特殊な国家資格です。
天皇や皇族の護衛などを行う仕事です。大変責任の重い仕事である事に間違いはありません。
そのため、その専門性を考慮して、皇宮護衛官採用試験(国家公務員III種相当)というものが設けられています。
具体的な仕事内容は?
皇居、御所の護衛を行いますので天皇陛下や皇族の護衛を行うために勤務します。
天皇や皇族の警備や皇居、御所などの警備、護衛、皇居正門・宮殿の儀仗勤務が主です。
あまり有名ではない特殊な仕事ですが、基本的な内容は警察官に近く、制服など同一の部分はあるが細かい所では違いがある。
21歳以上30歳未満の者。で若者が受講することが出来る資格です。
人事院がこれらの者と同等の資格があると認める者、短期大学又は高等専門学校を卒業した者及び試験年度の3月までに短期大学、又は高等専門学校を卒業する見込みの者並びに人事院がこれらの者と同時資格があるものに限ります。
高卒程度、試験年度の4月1日において、高等学校( 高卒程度)又は中等教育学校を卒業した、日から起算して5年を経過していない者及び試験年度の3月までに高等学校又は、中等教育学校を卒業する見込みの者、武道有段者は高等学校を卒業し、平成24年9月までに高等学校を卒業見込みの者で、次のいずれかに該当したものになります。
参考:皇宮警察本部
勉強方法と身体的な資格
大卒程度で基礎能力試験、文章理解、判断推理、数的推理、資料解釈などはテストされます。
特に基礎能力試験、文章理解も必要になります。
具体的な事例課題により、皇宮護衛官として必要な判断力・思考力も必要になりますので、常識問題が試験に出ます。
勉強法としては法律などや皇居の歴史についての勉強が有効的です。歴史の勉強をしておくことがマストです。
十分に利用しやすい環境を整えましょう。
人柄、対人的能力などについての個別面接もあります。
胸部疾患、血圧、尿、その他一般内科系検査等も行い健康な体であることを証明する必要が有り、かなり多くの条件を整える必要があります。
身体測定を行い身長、体重、視力、色覚も検査することになります。
実技試験については柔道又は剣道の技術の習熟度と技量等についての試験が必要になります。
第1次試験の受験者のうち、基礎能力試験及び課題論文試験において基準点(満点の30%)以上である者について、両試験種目の標準点を合計した得点に基づいて第1次試験合格者を決定しますので、十分に条件を満たす必要があります。
作文試験、人物試験、身体検査、身体測定及び体力検査に合格した者が資格を得ることが出来、オールマイティーな能力が問われる資格でも有ります。
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