効果的な対象者:
中高一貫校で一通り文法の授業を終えた3年生。
もしくは、丸暗記やフィーリングで、
センター試験英語120点近くが取れるようになった高校生。
受験が終わった、大人(笑)
自分だったらこう使う:
【追記】
※使わない。
というのも、このレベルが分かる高校生であれば、スタンダードより、
ハイレベル英語の文法編の方が問題演習量が多く適する。
○高校3年の6月くらいまでに、センター試験の文法で7割以上取れている人が、
丸暗記した文法事項の意味を再整理するために使う。
○中高一貫校の子が文法の内容を思いだしつつ理解するために使う。
○受験が終わった大学生に、TOEICやTOEFL対策用として使う。
23・24講目を受けてから、1講目を受けさせる。
※その理由はこの記事後半に。。
推奨受講期間:
1日1コマで24日間で受けられる。
概要;
個人的には好きです。 聞いていて面白かった。「へ~」と思うことが多い。
ただ、
関先生は この講義では正しい理解があれば丸暗記は不要という考え方をするのだが、
私は、なにはなくとも丸暗記、その積み重ねの先に理解が生じる。という発想を持っている。
関先生と同じように考える人の論理は、
できる人が、できない人目線に立ったつもりで話しをしている感じ。
理解をしたら10秒で問題が解ける式の発想は、「できない人」からすると、途方もなく大きな壁に映ります。
スタディサプリに限らず、スタンダードというレベルを受講するような人は、
1・2年時に学校の授業をあまり聞いていなかった人が多いだろう。
スタンダードを冠するならば、
そういった人がほぼ0から聞いてわかるような構成にしてほしい。
その意味ではこの授業は全然スタンダードレベルではない。
前回の
では、丸暗記しろというフレーズが多かったのに、同じ人の講義なのか?と思ってしまった。
構成:
1講から24講までの全24講議
「はじめに」:
丸暗記ではなく「唇」から考えれば英語が見えてくる。
英語は言語だから全てに理由があるぞ。
それを授業で教えますと宣言。
つかみとしてはおもしろい。
「予習復習」:
英語なんて本質を着けば10秒で済む。
脱丸暗記。
予習は内容を整理しろ。30分くらいかけろ。
授業はとにかく聞いて理解しろ。板書を写すのは時間の無駄。聞く事に集中しろ。
復習の仕方には言及がないが、テキストに書いてあるのでしっかり読んで受けよう。
総じて授業は聞いていて面白いです。
個人的に関正生先生は、自分の哲学を持っていて、
それが正鵠を得るんだから学習者は俺に合わせろ!
というスタンスの話し方なのだが、結構好きです。
授業の内容は少しレベルが高いかな。
時制の講義の際に、名詞節になるパターンとか副詞節になるケースとか、
分詞構文では副詞の役割をーとか言っているが、
そもそも品詞に対する言及がないので、ある程度英語ができて、少なくとも、
「品詞の役割」を知っていないと受けるのはつらい。
と思ったら、23・24講で文型の説明があるので、まずはそれを受けてから第1講の時制に入るとより理解ができるだろう。
余談だが、こういう理解を伴う暗記的な勉強をする人は、会話ができるようになるまで遅い印象があります。というのも、英語を使って人と話す時に、いちいち前置詞の役割とか、本質とかは意識しません。
条件反射的に、自分にストックされているフレーズを使うだけですから。。。
自分にこの授業があっているかどうか不安な人、問い合わせてみてください。
記事提供:スタディサプリ研究所
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