以前、このサイトの記事で
結果が出る勉強法についての概要を説明しました。
すごくシンプルです。
「自分が目指す所を決め、今いる自分の位置を正確に認識し、その差を埋める」
ただそれだけです。
勉強に限らずどのようなスポーツでも、
ビジネスにでも当てはまります。
今日は、その差をうめるという行為を、大学受験のセンター試験と照らし合わせ、
0点から満点をとる間に、
君は
1、どういう点数の取り方を経るのか。
2、君はどういう気持ちを抱くのか。
3、インプットとアウトプットの比率。
この3点を中心に考えてみよう。
①初級段階
この段階では、前回の記事でも書いたように
「全範囲を知る」段階です。
もう有無を言わさず覚えてください。
同じテキストを反復暗記し、知識を入れる段階です。
※間違っても問題なんて解かなくてよい。
①の段階を経て、全範囲をうろ覚えでもいいので知った後に、
模擬試験等を受ければ ②の中級段階に進みます。
必ずしも100~140点のレンジに納まるわけではなく、
80点くらいで中級と言える人もいれば、
フィーリングで英語を読むので160点でもまだ中級と言えるかどうか・・・という人もいます。
点数で区別できないならどうするか?
そういう時は
「なんで君は今回190点取れずに、120点しか取れないんですか?」
と自分に問いただそう。
・・・「時間が全然足りなかった!」
こういう気持ちがわき上がった君は、中級認定です。
初級段階にいる人間に同じ問題を問いかけると、
100人が100通りの回答をします。
曰く、本当の俺じゃない。
曰く、お腹が痛かった。
曰く、ケアレスミスで。
曰く、携帯を家に忘れて不安だったから。
ところが、ある程度のインプットを終えると、まず間違いなく、
時間の少なさを口にします。
=わかるところが増えて丁寧に読むようになっている。
=解説見れば全部分かる。
という段階です。
この②中級段階に至れば勉強の方法を変えます。
ひたすらインプットをしていた段階を脱し、
今後はセンター試験を題材にし、「問題を解き、間違ったものを覚える」という学習がメインになります。
少子高齢化で高校生の数は減っているのに、大学の数が増え続ける今・・・実はいわゆるマーチレベルはこの段階をきわめて、170点くらいとるようになれば、合格できます。
晴れて、160点を取れるようになった君は、勉強が楽しくなるでしょう。
なぜ?
わかることがどんどん増えるからです。
そうなったしめたもの。
君は③上級段階です。
問題集や大学の過去問を使いながらアウトプット8
間違った問題を覚えるというインプット2
これくらいの割合で日々問題を解いては、わからないところを覚えるという反復で、日本の大学は合格できます。
日本にある全ての資格試験もこのようなフローで絶対に合格できます。
書いて見ると本当にあきれるくらいシンプルですね。
もちろんこれだけでは不十分。
君たちは実際に大学に合格したことがないので
「どれくらいの期間が必要になるのか」が非常に読みづらい。
それを解決してくれるのが、コーチの存在だろうと以前書いた。
こういった大前提を踏まえた上で、適切なコーチングを受けつつ、
映像授業を活用してどんどん先取りすれば、このブログのテーマでもある、
低コスト(時間とお金)で目標を達成できることでしょう。
そう考えると、予備校の早稲田コースや慶應コースに何の意思もなく入学する事の意味のなさに気づくだろうか。
自分がどこにいて、だからどういう勉強をすべきなのか、そしてそれをやったらどのステージに行けるのか。という全体像を俯瞰し、なおかつ残り時間(本番までの逆算)を念頭に置いたプランを作る。
そしてやる。
必要なものだけを残し不純物を取り去ると、大学受験はこんなにもシンプルになる。
もちろん、公式の丸暗記や、既存の問題パターンの組み合わせで合格できない大学もある!という声もあるだろう。
本当にそうだろうか?
③の段階を経てそこから先のステージはもちろんあるが、日本の大学受験で合格点をとる
という観点に立てば、東大を含む最難関大学でもこの程度のアプローチで合格可能です。
ただ、大学に進み学問を修め、実社会に役立てるという視座に立てば、まだまだ君はスタート地点。
受験で培った知識を元に、それらを組み合わせ、ひらめきを生み出し、問題解決のその先に、
自分の道を切り拓くエキサイティングな人生が待っています。
そのステージに行くために大学受験。
繰り返しになりますが、低コストでさくっと突破してほしいものです。
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