この講座の効果的な対象者
早慶上智以上の私大や、国公立志望者の夏休み中に。
※私大のみ志望の受験生の場合は、必要ないかもしれない。
センター試験英語160点以上がコンスタントに取れるようになった高校生。
私だったらこう使う
- センター試験で160点以上を取らせる=文法と読解がある程度できるレベル。
- 例文暗記の本を1冊仕上げさせる。
上記2点を夏休み前までにさせてからこの講義を受けさせる。
推奨受講期間
全7コマ。夏休み40日間、5日に1回のペースで学習させるのが理想的ですね。
概要
1講から7講までの全7講議
第1講 英作文①~英文法を利用する~
第2講 英作文②~日本語と英語の最大のギャップ~
第3講 英作文③~骨格と文の終わり~
第4講 自由英作文①~序章+社会論~
序章 自由英作文の書き方~インターネットの功罪~
第5講 自由英作文②~言語論~
第6講 自由英作文③~教育論~
第7講 自由英作文④~文化論~
「はじめに」
今回は「添削」は入りません。
添削以前の「知識」を入れることがメインです。
「予習・復習」
英作文が得意な人は、予習をしておいてください。でも必須ではなく、復習が重要。
テキストの模範解答を覚えるのが重要ですよ。
※英作文が一定以上の実力がある人はと言っているが判断基準は明示されません。
入試における英作文の重要度は、「勝負が左右されるか?」という観点においては、決して高くないと思っているので、センター試験180点を超えるまでそもそも学習しなくていいと考えています。
大きく、和文英訳と自由英作文のセクションに別れます。
【和文英訳セクション】
- ポイントを挙げ、そのポイントが入っている例文を書かせる。
- 都度、例文で使われた重要語をまとめている。
- 最後に語彙の確認テスト。
そもそも、例文の難易度が高すぎるのも事実です。
基礎的な例文暗記をある程度終えている人が文法知識の整理もかねてやるなら有用かと思われます。
「なぜ英語を勉強するのが重要なんですか?」
「Why is learning english important?」
みたいなレベルの文章すら書けないのが今の受験生のほとんどだと思っているので、それにしては難しすぎます。
例えば、テキストの和文英訳の一例は・・・
ボランティア活動に参加すると,人はしばしば違った環境に身を置くことになり, 普段の生活では出くわさないような人々や状況に触れる経験をする。
難しいのではないでしょうか?
【自由英作文セクション】
第4講目の序章などは、自由英作文に必要な観点がまとまっているので受ける価値はあるます。
全講総じて、難易度が高いです。
受験にはあまり必要のないレベルです。
東大や京大に合格する多くの高校生の英作文を見たが、こんな難易度の高い文章を書けるようになる必要はありません。
内容で勝負ではなく、型を身につけていかに減点されないかに意識すれば及第点は取れます。
つまり、例文暗記→第4講の型と作法を暗記→添削指導を受けることになります。
この流れで及第は取れる。他の科目も含め、英語にかける時間がある人は、夏休みにじっくりこれに取り組み、完璧にするとなお、いいでしょう。
総括
早稲田法学部や、慶應経済はもちろん、東京外国語大学や、東大合格までカバーするレベルであり、
基本的に、相当余裕のある受験生でないとやる時間がもったいないレベルの講義となっています。
講義中先生は、「ほとんどの受験生は添削以前のレベルだから、今回は知識を授けます」とおっしゃっているが、このレベルの授業を受けられる人は、添削が効果的に機能するレベルの高校生だと認識してほしい。
なお、ビジネスの場では使わない文章ばかりなので、
(もっと簡単なフレーズを使います)
大学生や社会人が今後を見据えてやる講義としても不適かと思われます。
もしかすると塾の先生とかは受ける価値などはあるかもしれません。
記事提供:スタディサプリ研究所
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