それでは前回の続き、富永さん(仮名)のケースを引き続きご覧ください。
前回はこちら→聞いてみたい!実際の中学受験までの勉強方法について(あるご家庭の場合)
中学受験を選んだ過程
富永さん(仮名)は2人の娘がいます。結果的には2人とも私立中学の受験をし、大学まで一貫の私立に通うことになりました。長女はこの春から高校1年生、次女は中学1年生になります。
この2人が中学受験を選ぶにあたっての過程、富永家の考え方についてご紹介したいと思います。
もちろん、友人の皆さんの意見も参考にしながら家族内の合意形成を図ったうえでの決定です。
そもそも、富永家の子育ては小さいころからできるだけ多くのことを経験させて、何が自分に適性があるのか子供ながらにでも何か感じ取ってほしいというポリシーを持っていました。
ですからスイミング、音楽教室、体操教室、クラシックバレエ、英会話と本当にいろいろ経験させてきました。もちろん、二人ともその習い事に対して不思議なくらい抵抗がなかったことが救いでした。
こうした習い事の中からまず、子供たちが本格的に継続したいと感じたのがクラシックバレエでした。
中学受験に踏み切ったポイント
ここからが中学受験に踏み切るポイントになります。父親は中学受験は経験しておらず、高校受験大学受験をへて、成人しました。
逆に母親は3姉妹で3人とも私立中学受験を経験し大学まで私立でした。
男の子であれば、正直言って中学受験は経験せず、自分自身で進路を決めていってほしいと考えたのですが女の子となると少し異なります。
長女が小学4年生になるとき、本格的にクラシックバレエを続けたいと言い出したのです。
もちろん、スポーツとして体力はつくと同時に上下関係、競争社会の厳しさも大人になる前に学ぶことができると考えていました。
ですから高校受験、大学受験で時間をとられるより中学受験で頑張って、あとはクラシックバレエに注力してはどうかという提案を長女にしたわけです。
動機づけ
もともと勉強が好きではなかった長女ですが、この動機づけときっかけがポイントとなって、塾にも通いだしました。
受験する以上は大学に上がるにもそれなりの難易度の学校に合格することを目標としていました。
それはそれは一生懸命、クラシックバレエのレッスンと両立しながら頑張っていたものです。
おかげさまで受験も第一志望に合格し、今ではもともとイメージしていた生活を送っています。
その同じ過程を経て、次女も中学受験に合格しました。
中学受験というのは本人への動機づけと目標が何よりも大事だと思いました。また、小学生とはいえ、本人たちの意思があってこそ、受験勉強に立ち向かえるものなのです。
聞いてみたい!実際の中学受験までの勉強方法について(あるご家庭の場合)
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