「叩けよ。さすれば、開かれん。」
高校受験はこれまでの学生生活と異なり、義務教育では無い世界へ初めて進む事になります。
毎日のように遊び、学校の宿題をやっているだけでは志望校に合格することはあり得ません。
勿論、行ける学校を探せば見つかりますが・・・
行ける学校と行きたい学校とは全く別物です。
これまでは、周りの大人が用意してくれていた、いわゆる開かれた扉を通過してきただけだという事を自覚して下さい。
高校受験は初めて閉ざされた扉に向かい、自らの力で扉を開ける作業を求められるのです。
扉の前に立ち、その扉が開けられるのを待っていても扉は自動的に開くことも無く、扉の中に広がる世界に飛び込むこともできません。
開きたい扉があるのならば、自ら扉をノックする必要があるのです。それも中の人に気づいてもらい、扉を開けてもらう程の強烈なノックが必要なのです。
しかし、これまで扉をノックしたことの無い中学生にとって、どれくらいの力で扉をノックすればよいのかは、なかなか分からないはずです。
その扉は今まで気づかないくらい大きく、重く、とても重厚なつくりなので、全力でノックするしか扉を開けてもらう手段は無いのです。
にもかかわらず、中途半端な気持ちや力で扉をノックしてみたり、恥ずかしいからという理由で力なくノックしている中学生が非常に多いのです。
当然、その扉は扉の向こうにいる住人に気づかれる事無く開かれることはありません。
その状況に対して、自らの力不足を反省することなく他人のせいにする事は非常に簡単で、もやもや・イライラした気持ちに偽っている中学生さらに高校生や大人までいます。皆さんはこんな大人を目指しているのでしょうか?
そうじゃないはずです。
本当は自らがどこかで自分の心に対して、楽をしたい・つらい状況から逃げ出したいという自分の弱みを正当化して他人のせいにしている事は気づいているはずです。
この部分に気づかないまま大人になると、取り返すのに受験勉強以上の時間や精神力等の努力が必要になってきます。
そうなる前に、現在の自分の位置をしっかりと目をそらすことなく見つめ直し、扉を開けるのに後どれくらいの力が必要なのかをしっかりと確認してください。
これから先の人生でやってくる、新しい世界の扉は開かれていません。予め開かれている扉は、簡単で何も考えないでいい、非常に楽なものです。自らの信念と関係なく、与えられたものを何の疑いも無く受け入れる人生は、非常につまらない人生しか待っていません。しかし、自らの力で扉を開くことは可能です。
扉を叩く準備はできていますか?
「叩けよ。さすれば、開かれん。」
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