現代文の基本
答えは必ず書いてある文章の中から導き出せる。推測とかそういうものはないんです。
これが現代文の基本原則です。
文章ではこのように書いてあるが、実は裏設定でこんなことがこの小説にはある!
何ていう事は絶対に聞かれない、という事ですね。
嘘のような本当の話
面白い例があります。
ある作家の方が、自分の小説が大学受験に使われた、ということで解いてみたそうです。
結果は散々だったそうです。
つまり、文章を書いた人であっても背景なども含め、客観的に文章をとらえることが難しいのです。
逆に良く知りすぎている事で、本文に無い所までが解答の判断に含まれてしまう訳です。
三者が存在
現代文は文章の作者とその文章に基づいて問題を作った出題者、これが別にいます。
そしてもう一人、解答者であるあなたの3人が存在するわけです。
ここで求められているのは作者やあなたの解答ではなく、出題者の求める解答を導き出さなければいけません。
如何に客観的に、書いてある事実だけをとらえられるか、がポイントになります。
この三者の存在を認識し、出題者の意図を読み解くのが現代文です。
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