机に向かう習慣
中学時代に必ず身に付けておいて欲しい事としては、ずばり!「机に向かう習慣」です。
身に付けておいて欲しい学習習慣、と銘打っておりますが、具体的な「方法論」ではなく、この学習する習慣自体を造り上げる事がまずは大切です!これが作り上げられれば、後は自然と机に向き合うようになります。
最初のスタート地点は正に「慣れる」という行為とそれに伴って「覚える」という経験がついてきます。
まずは圧倒的な練習量、これによって人間は記憶、されていきます。
「エビングハウスの忘却曲線」の話は有名ですが、一般的に人は1日経つと約80%のものごとを忘れてしまいます。
たった1日ですよ?悲しい事ですが、事実です。つまり、反復学習をする以外に物事を覚える、という事は成り立たないのです。ですので、1回でじっくり覚えよう、という事よりは何度も反復する、という事を大前提に覚えておきたい事です。
ただ、反復をすることで定着率は大幅に上がる、という事も一つの事実ですので、決して悲観し過ぎず、人は忘れるものだが、繰り返せば必ず覚えられる、と考えましょう。
ただ、この繰り返す、という行為がとても単調になりがちで飽きてしまうため、学習が続かない事も事実です。
気合いが必要?
よし、勉強をしよう!と思った時にはある程度気合いを入れて机に向かう人が多いと思います。
でもどうでしょうか?
朝晩の歯磨き、死ぬまで、もしくは歯が無くなるまで永遠に続けなければいけない作業ですが、皆さんは、よし、歯磨きしよう!と気合いを入れて磨きますか?
違いますよね?一定のリズムでタイミングがくれば自然と歯磨きをしているはずです。
これが「習慣」です。
この学習習慣を身に付けるのはなかなか簡単ではありません。人によっては様々な性格・特性があるので一つの方法論などを使うのも難しい所です。
定刻即時勉強システム
そんな中、一つお勧めの方法としては「定刻即時勉強システム」です。
なんじゃそりゃ?という事ですが、簡単です。
1日の中である時間を決めてその時間が来たら、食事やお風呂、その他の事を全て後回しにしてでも必ず勉強を始めるタイミングを作る事です。
携帯のアラームを設定してもいいと思いますし、よりいいのはご家族に宣言して、家族一丸となってその時間になったら勉強を開始する習慣を作り上げる事です。
いつでもどこでも勉強法
また、時間を決めてしまうとその時間まではサボっていいや!とばかりに何もしないタイプの人がいるのでそういう人には「いつでもどこでも勉強法」がおススメです。
これはどういうものか?と言うととにかく、思い立った瞬間に必ず机に向かう、という方法です。何を勉強する、とか考えなくていいです。とにかく机に座る事です。ここがポイントです。
実は勉強は机に座るまでが大変だったりします。逆に言うと机に向かってしまえばそこそこ勉強が始められます。最初は集中していなくても構いません、徐々に集中力を上げていけばいいんです。
もちろん、最初から集中力高く出来ればそれに越したことはありません。
逆に、一度休んでしまったり、布団にでも入ろうものならそれでアウトです。皆さんも経験ありますよね?
また、机に向かった後、すぐに机を離れても構いません。10分座って離れてまた10分座る、でも構いません。
マンガ読んでもいい?
最悪の場合、マンガなどを読んでもいいでしょう。マンガの日本の歴史なども有る訳ですし、マンガが一概に悪い訳ではありません。最初の集中力を高めるための一種の読書と捉える事も出来ます。
無理をしてもいけませんが、絶対に例外を作らず、必ず毎日やるようにしましょう。今日は体育祭で疲れたから・・・とかであってもその時は本当に10分でいいんです。必ず机に向かいましょう。
これを続ける事で机に向かう習慣が必ず出来るようになります!そうなったら儲けものです!
いくらでも次のステップに進む事が出来ます!
頑張ってください!
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