勉強の時に必ず問題になってくるのは質か、量か、という問題です。
答えは明確です。
「まずはスピード!」 です。
え?量とか質では無いんですか? そうです。まずはスピードで、スピードが上がってくると自ずと処理する量が増えてきます。
まず、勉強が出来る人というのはスピードが速いです。勉強時間が短い、なども良くある傾向ですが、何事においても集中力が高く、結果物事を進めるスピードが速くなるんですね。
単純に考えてみて欲しいのですが、英単語を100個覚えましょう、となった時に人によっては1日に10個ずつ、1日に50個ずつ、1日に100個という目標を立てるかと思います。
言うまでもなく、1日でやろうとした方が早い訳です。1日10個であれば必ず10日間かかってしまいます。 人間の脳は短期記憶は3日で忘れる、と言われています。つまり10日もあれば最初のものは忘れてしまっているんですね。
1日100個では忘れてしまう、という懸念があるかも知れませんが、全てを忘れる訳ではなく、何割かは覚えています。
少しずつ着実に覚えていく、というのは一つ必要な要素のように良く言われますが、優秀な人は一気呵成にやってしまいます。 また、復習に関しても全体を何度も繰り返す必要はなく、忘れている部分だけを重点的にやり直せばOKです。
変な几帳面さと真面目さが勉強の進行を妨げる事は少なくありません。自分はコツコツタイプ、とか捨てましょう。皆さんの年であれば脳はどんどん成長します。自分で無理と決めつけず、1日100個何て軽く出来ると本当に思ってください。
良くずる賢い人、何て言う事を言われる人がいますが、こうした部分を効率的に行っているだけだったりするんですよね。 それと、ここに質の要素が絡んできます。
まず1日10個で進めた場合、10日間かかってようやく範囲が終わり、そこから自分の勉強が効率的であったか、などの振り返りになります。
1日で100個やるとその日のうちに振り返りになります。するとそこで2日目には1日目を振り返ってより効率が良くなるように工夫をします。
ただ、これはスピードを上げて一度全体を終えたから出来る事であり、ゆっくり進めている人には改善が後手後手に回ります。
結果としてスピードを上げて勉強する→量が増える→質が見えてくる、というサイクルが出来上がります。
最初から質を求める、という事は野球部の新入生が最初からホームランを打とうと練習をするようなものです。
まずは小さいヒットを数多く打って、結果としてホームランが量産できるようになる、という事ですね。
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