効果的な対象者:
○国公立医学部などセンター試験でしか国語を使わない受験生。
○古文漢文とも基礎的な文法や、句法は覚えたのだが、なんだか点数にならないなという受験生。
センター試験得点率50%以上。(50%以下であればステップアップ講座を受けるべき)
自分だったらこう使う:
基礎学力がついている前提で、テクニックを吸収させる意味で、第1・2・7・8講のみやらせる。その後は問題演習。
推奨受講期間:1週間程度。
概要;
1講から10講までの全10講議
「はじめに」と「予習復習」の仕方がついている。
古文は、設問別の対処方法(テクニック)を教えて、それを使う演習。
漢文も同じく、文構造と句法を教えてから、その演習。
全体的に細かい(女性的と言えば女性的)。
予習復習の映像はもちろんのこと、その内容をテキストにも書いてあったりなどかなり細かい作り。
文学史もうまくまとめてある。
基本的には、知識を前提にして「センター試験の古文漢文」において高得点をとるテクニックを教えてくれる講座。
オーソドックスにとけばいいのにテクニックで選択肢を切るような話しもしていたり。
GOOD:
コンテンツが細かい。
文学史もまとまっている。
古文は助動詞の活用と敬語の講義が終われば、あとは問題毎に解説をする授業が多いのだが、英語のように設問別の攻略方法を載せているので、役に立つ。
BAD:
これを受けるであろう時期には、多くの受験生は焦りにあせっているはず。
細かさが諸刃の剣になりそう。というのも、古典未完成の人が受講すれば、習得しなければいけない量に驚き、ある程度古文が完成した人でも、テキストの完成度と自分の学力のギャップにうちのめされてしまうかもしれない。
「たかがセンター試験」にこれほどの情報量は焦りを増幅させるだけ。
足るを知れ。
総括:
君が、古典の基礎的な文法事項を覚えているならば、
第1・2講の古文設問形式別解法と
第7・8講の文構造・句法をしっかりと受講して自分の知識の抜けを整理して、あとは自分で問題演習するというのには効果的に使える授業。
全部の講義を受ける必要はない。
余談:
岡本 梨奈先生に限るわけではないが、女性の先生が早口でしゃべると個人的には聞きづらいです。1.4倍速だと特に耳障りだった・・・。
(内容はすばらしいです)
記事提供:スタディサプリ研究所
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