効果的な対象者:
国公立医学部などセンター試験でしか国語を使わない受験生。なおかつ、基礎的な語彙や、現代文特有のテーマについてある程度理解している人。
俺だったらこう使う:他の科目との兼ね合いで週1回程度受講させ、別で問題集を解かせて解法を定着させる。
概要;
1講から10講までの全10講議
「はじめに」と「予習復習」の仕方がついている。
現代文は
「読解力」と「解答力」が必要であり、読解を習う事はあっても解答力を鍛えることは学校ではしない。だからスタディサプリの講義でやるよという導入。
基本的には、「センター試験の現代文」において高得点をとるテクニックを教えてくれる講座。
GOOD:
授業の受け方が詳しい。
1、自力で全部解く
2、ヒントを与える講義を受けてから解く
のどちらかを選択させる。
これは映像授業でないとできない試み。1講義が5つくらいのチャプターに分かれているのだが、チャプター2でヒントを出すので、1回で理解できない人は、そこで一時停止して改めて自分で解けというもの。
また、自学習用にオススメの問題集を掲載しているところも好感が持てる。(自著以外の紹介あり)
BAD:
解説がビジュアルにこだわりすぎていて、お腹いっぱい。(細かすぎる)
出典や、設問分析、最後の段落を先に読むなど、テクニックに走る度合いが強い。=現代文の読解ではなく、センター現代文で高得点をとるような講座構成。
総括:
センター試験で高得点をとろうという受験生は受講の価値あり。
しかし、解法のテクニックが小柴大輔特有の細かさがあるので、
この解き方を国公立や私大二次の入試問題で実践した場合は、時間切れになってしまう虞れあり。
個人的に読解とは、
読解力=自分で培った語彙力や、テーマ理解を前提に、文章を正しく読む力。
事実を解釈なしに事実として読む事。
だと考えている。
解答力は
解答力=事実に設置された問いに、設問作成者の解釈に即して解答する
受験生は、この読解力を鍛える際に、予備校の指導者のくせがうつってしまう。
いい意味で開き直って予備校の先生流の解き方を身につければ高得点とれるのだが、今回はセンターに特化しすぎているので、この解法だと難関大受験の際に支障をきたすかもしれない。
余談:
小柴 大輔はThe Workshopこの塾で先生をやっており、1月13500円で受けられるようだ。
年間通って、162,000円だと考えれば月額980円で同クオリティのは安いだろう。
記事提供:スタディサプリ研究所
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