やはり毎年の小論文のテーマはその時代を反映した時事ネタと、普遍的に扱われるテーマの二種類があります。
普遍的なテーマなどは小論文の書き方の参考書など、でも多く取り上げられていますので、ここでは割愛したいと思います。
他にも予想されるテーマはいくつもありますが、ここではメジャーどころで、出題されなかったとしても自分の意見をまとめておくことに意味があるであろう部分をまとめてみました。
「消費増税」
国民の生活において最も生活に直結する切実な問題です。直接税・間接税、消費税率、税金のありかたについて考えてみてもいいかも知れません。税金と社会保障、この関係をしっかりと理解する事がポイントです。
「特定秘密保護法」
尖閣諸島沖で起きた中国密漁船と監視船の衝突の映像が流出したことを発端に成立した法律です。特定の秘密を守るための法律だが、情報の開示の方向性がある昨今では賛否が分かれている状況です。
「富岡製糸場」
構成資産として世界遺産に認定された。富岡製糸工場の歴史的成り立ち、その役目などを理解すると良いです。また、世界遺産に認定されることでの観光地としての経済的効果なども合わせて考えてみましょう。
「集団的自衛権」
まずは憲法9条を調べてしっかりと理解しましょう。戦力の不保持、つまり武力をもった軍隊を持たない、という法律と自衛隊という関係を把握する事、そして平和憲法と呼ばれ、戦争の放棄をうたった日本国憲法の中で同盟国の武力支援を容認するのかという非常に難しい問題である。憲法改正議論も活発です。
「危険ドラッグ」
脱法ドラッグなどという名称から政府主導で危険ドラッグという呼称に統一された背景があります。つまりあくまでも違法ではない薬品等を使用して作り上げた薬ではあるが、現実的には違法な覚せい剤その他と同じ、もしくは似通った効用を持つものもあり、使用者が後を絶たないのが実情です。
「エボラ出血熱」
現状では治療が困難な致死性の高い病気です。実はここには資本の論理が関連していて、危険な病気にも関わらず、患者数が少ないため特効薬の開発が遅れています。つまり儲からないからです。エイズなど爆発的に広まった病気は今や死なない病気になってきています。難しい問題です。
「iPS 細胞移植」
iPS細胞の発見自体から、小保方氏の問題まで色々と騒がれたiPS細胞ですが、着実に研究は進んできており、医療業界は大きな成果に結びついていくことでしょう。様々な研究が活発に行われて、人類の未来に寄与していってもらいたいですね。
「御嶽山噴火」
自然災害によって多くの人命が失われてしまいました。天災はやはり避けがたいものですし、近年は本当に大きな異常気象が続いています。
最近ではスキーなどでもバックカントリーでの遭難なども起きており、君子危うきに近寄らずとは言いますが、そもそもの危険を回避するという事も必要なのかも知れませんね。
「日本人3氏のノーベル物理学賞受賞」
受賞自体も喜ばしい事ですが、日本の研究環境に関しても問題が噴出した出来毎でした。青色LEDに関しては企業における研究成果が個人のものになるのか、企業のものになるのか、ということで訴訟問題にまでなりました。是非そうした問題もふまえて考えてみると良いかと思います。
いかがでしたでしょうか?他にもいくつも出来事はありますが、主だった所をまとめてみました。該当しないテーマでも是非、頭の訓練のために考えてみるといいかと思います!
コメントする