暗記が苦手!という人は決して少なく無いと思います。
それもそのはず。そもそも暗記する事が難しい方法で一生懸命頑張っている人が多いからなんですね。
もちろん、人によって一度で覚えてしまう人もいますし、何十回も反復しなければいけない人もいます。
でもここでは若干の発想の転換が必要だったりします。ここではそれを述べていきたいと思います。
覚える事に専念しない
暗記が苦手な人ってただひたすら覚える事に専念します。え?当たり前じゃないの?と思われるかも知れません。
そうですよね、暗記とは覚えるためですから、覚えようとする事は当然必要ですよね。
でも、脳のメカニズムを理解している、暗記が得意な人は、「忘れない」努力をしているんです。
ん?それってどういうこと?屁理屈なんじゃないの?と思われるかも知れません。
ただ、この覚える、と言う行為と忘れないという行為は非常に大きな違いがあり、暗記が得意な人は脳の忘れる、という構造を理解しているんです。
これは後述していきたいと思います。
忘れない努力をする
人間ですから、誰しも一度やったら覚えたい、という願望がある事でしょう。そりゃそうです、一回で覚えられた方が楽に決まってます。
でも現実はそうではないですよね?人間は必ず忘れてしまうんです。
面白い話があり、人間は16歳くらいまで生きてきた過程で感じた苦痛や苦悩などを全て覚えていると死んでしまう、などと言う事も言われています。
つまり、人間の脳の機能として「忘れる」という機能が備わっているんですね!
で、あればもうそれを前提に暗記を行いましょう。
暗記の定着は反復量によります。反復すればするほど定着し、接する頻度の低いもの、ないし自分にとって重要度の低いものは自ずと忘れていってしまいます。
例えばBookという単語、絶対に忘れませんよね?ほぼ全ての日本人がほとんど毎日のように触れますし、一般的になっています。
電子Book、Bookストア等々。もう訳す必要すらないくらい反射的に出ますよね。それは圧倒的な反復量があるからです。
逆に「eel」と言う英語を考えてみましょう。Bookより短い。同じアルファベットが2文字も使われている非常に簡単なはずの英語です。
答えは分かりますか?
そうです、「うなぎ」です。
そんなの忘れないよ、という人もいると思いますし、あー!それね、と忘れてしまっている人も少なく無いはずです。
でも、忘れていても仕方ないんです。うなぎ屋さんでもない限り日常的にうなぎという言葉に触れる人はいないからです。
うなぎ屋さんだってeelという英語には毎日は触れないかも知れませんね。
ですので、英単語の長さとか難しさは関係無いんです。いかに反復しているか、これが勝負です!
定期的にチェックする
では何をする必要があるか考えてみましょう。
人間の脳には短期記憶と長期記憶というものがある、と言われています。
短期記憶というものはその名の通り、短期的に覚えている記憶の事で、長期的には忘れていってしまうものです。
一番分かりやすい所で言えば、テスト前の一夜漬けですね。どうでしょうか?テストが終わると面白いように全て消えてしまいませんか?
脳があくまでもテスト用、重要性も低く、反復も無い、ので忘れてしまうんですね。
ではその記憶が短期記憶か長期記憶かチェックする方法があります。
それはしかるべき期間を置いてチェックする方法です。
人間の短期記憶は3日ないし4日しか保持されないと言われています。
これを逆に考えれば、一度覚えた事(覚えたと思った事)を4日後にチェックすれば覚えているかは分かります。
ですので、忘れているかどうかは4日経ったらチェックすれば分かります。
ただ、逆に3日以内に反復を繰り返すと記憶の長さは飛躍的に増します。
ですので、一度覚えたら終わり!では無く、何度も反復する事が前提、という事で暗記に取り組んで欲しいと思います。
そうすれば必ず定着しますよ!
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