子供二人の私立小学校受験
私は子供を二人、私立小学校に入れて、その子たちはもう成人しました。
一人はカトリック系の高校までの一貫学校、一人はプロテスタント系の大学もある一貫学校です。
私の実感としては、私立と言っても学校によって全く違います。
私自身は地方で育ったものですから、受験と言えば高校、大学受験の感覚しかありませんでした。
もちろん、子どものために小学校受験用の進学塾に通い、親用の説明も受けかなり学んだつもりです。
しかし、そういったものではわからない違いがありました。
それぞれの学校の特色
まず、学校がどのような考えで運営されているか。
学校経営にあたり、私立ですから、授業料以外の寄付金なども大切です。
もちろん、強制でないのは事実ですが、資産家の子供を入学させて資金繰りをよくしたい本音が強い学校もあります。
親のカラーも学校によって全く違います。
親がそれなりの学力や教養がないと周りとお付き合いできない学校もありますし、成金臭が漂う高級ブランドで身をかざる親が目立つ学校もあります。
子どもに贅沢をさせるのは恥ずかしいことという価値観の方が多い学校もあれば、子どもが安物を着たり、持ったりすることを恥ずかしく思う価値観の方が多い学校もあります。
受験指導の有無
進学に力を入れる学校もあれば、勉強は大切にしてもほとんど進学指導はない学校もあります。
大学に推薦で入れるのだから、学習指導はおろそかにしていると思われても仕方ない学校もあります。
私は、学校にお任せしていれば、学習は大丈夫なのではないかと、高をくくっていましたが、一般的にはそうではないような気がしました。
私立学校に入れている親御さんは、たいてい学習塾などに入れるのは当然と考えていらっしゃるようです。
もちろん、おけいこ事をするのは当然です。
ですから、授業料でいっぱいいっぱいだと、ながい学校生活を充実して送りにくくなりますので、学校におまかせという考えではうまくゆかないように思えます。
大学までの付属校
特に大学がある学校の場合は、受験がないため、より注意をしないと、子どもに勉強の習慣がつきません。
学校にそれなりについて行っているからと安心していると、いざ社会人になるときに苦労することになります。
もちろん、就職など考えなくても、家を継げばよいから必要ないという人はそれでも良いのかもしれません。
事実、だから大学まである付属小学校にいれるという考えの方もいらっしゃいますから。
小学校から同じ学校に長くいるということは、校風に合えば、とても幸せなことですが、合わなければ不幸なことになります。
在学されている方、卒業されている方の本音のお話を聞く機会を持ってから、学校選びをすることをお勧めします。
事前準備を怠らない
小学校受験は他の受験とは違って、能力があればよいというものではないのです。
受験より就職活動の方が近い性質のものです。勘違いのないよう、準備することをお勧めします。
何事もそうですが、事前の準備をしっかりとすることで双方が不幸になることを避ける事が出来ます。
受験というのは人生において大きなターニングポイントになりますので、可能な限りの情報を集めて臨みたいですね!
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