高校はより大変
中学校までは国語・数学・理科・社会・英語という教科分けだったものが、細分化され、予習・復習というのが大変になってきます。
実際、中学時代は数学・英語以外はあまり予習・復習などしていなかったと思います。
でも、高校ではそれを怠ると、テスト前に大変なことになってしまいます。
それぞれの学習方法を書いてみます。
国語の分類
まず、国語は、現代文・古文・漢文と3つに分かれると思います。
その中で、古文・漢文などは本文を写し、辞書を調べ、自分で何とか現代語訳まで持っていくことをして、授業を受けると、知らず知らずに文法事項など頭に入ってくるものです。
特に現代文が苦手な人は、古文・漢文は努力すれば点数は上がります。
国語は先天的なものだから、とおっしゃる方がいらっしゃいますが、あきらめるのは早いです。
コツコツ努力すると、必ず結果が見えてきます。
現代文の重要性
そして、現代文が苦手だと思っている人は、時間を見つけて、本を読むように心がけましょう。その場面を頭に浮かべながら読んでください。きっと想像力も生まれると思います。
現代文は、ほかの教科にも関係してきます。中学時代と比べて、どの教科も問題文が長くなり、問題を正確に理解できなくなります。そうすると、正しい答えを導くことはできません。
高校に入って数学ができなくなった。という人の中には、そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか。
また、いろいろな場面でわからない言葉や漢字に出会ったら、調べるように心がけましょう。
今、活字を読んだり、書いたりする機会がとても減少しているように思えます。
「面倒くさい」と思うかもしれませんが、その手間はきっと皆さんの知識として定着することと思います。
一夜漬けではダメ
テスト前に友達のノートを借りて、コピーして、それで勉強する人もいますが、上手に勉強すれば、定期テストでは、いい成績を残せるかもしれませんが、一夜漬けと同じで、実力はついていません。
だから、高校生になって、国語が嫌いになった。という声をよく聞きます。
それは、今までは、文章を読めば、何となく答えが出てきていたからです。
しかし、高校になると、例えば、「評論文」というジャンルの文章がよく出てくるのですが、これは日常私たちが使っている日本語とは少し違うのです。
ですから、「日本語だから読める」という自信は捨てましょう。
評論・小説・随想それぞれのジャンルに合わせた読み方をマスターしなければなりません。
でも、必ず、本文中に根拠はあるのです。じっくりと読んでください。練習を重ねてください。
全ての土台
繰り返しますが、現代文はすべての教科の土台です。
日本人なんだから、なんて、甘く考えないで、しっかり取り組みましょう。
そうすれば、古文・漢文はもちろん、ほかの教科もきっと伸びると思います。
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