この講座の効果的な対象者
- 数学Ⅲ初学者。
- 数学Ⅲを学校でやったのだが、数学ⅠAⅡBが固まっていないので、わからないまま先に進んでしまった子。
- 自分でチャートなど網羅系問題集をやる気合のない子。
※テキストだけ見ると上記のように判断できるのだが、授業を聞けばわかる。
「2」に該当する人以外はこの講義での学習は難しい。
非常に使えない。
私だったらこう使う
A:特に高校2年生など、学校でまだ数学Ⅲをやっていない子に対して、先取りの意味でやらせる。
学校の勉強がすべて「復習」になると強いよ。
B:学校でやったが、全然わからない。該当箇所をつまみ食いでもいいし、学校でやったところを一気に受けなおしてもよい。
推奨受講期間
Aの対象者は、24コマを3-4か月で。
Bの対象者であれば、なるべく早く。
概要
- 第1講 複素数の取り扱い
- 第2講 n乗計算
- 第3講 複素数で点を移動
- 第4講 分数関数・無理関数
- 第5講 2次曲線
- 第6講 数列の極限
- 第7講 級数
- 第8講 関数の極限ーその1ー
- 第9講 関数の極限ーその2ー
- 第10講 関数の極限ーその3ー
- 第11講 微分の基本
- 第12講 微分の計算
- 第13講 増減表の作成方法
- 第14講 グラフの描き方
- 第15講 グラフを詳しく描く為の道具
- 第16講 最大と最小
- 第17講 実数解の個数
- 第18講 接線について
- 第19講 積分の基本
- 第20講 部分積分
- 第21講 置換積分
- 第22講 面積
- 第23講 体積(回転体のみ)
- 第24講 積分で表された関数
テキストにある問題のレベルは、チャートの基本例題と同じくらい。
良問とかそんなの関係なく、ほんとによくあるベーシックな問題のみ。
「はじめに」
数学Ⅲが初めてだったり、わからない子向けに作っています。
何回も何回も見直してくれれば絶対理解できます。
受験に必要な知識は全部やりません。
ここからがスタートです。
「予習・復習」
この講座は数学初心者向けなので、
問題ちょっと解いて無理だなと思ったら授業を聞いてください。
そのうえで、復習は、自分よりできない誰かを想定しながら、教える気でやってみてください。
総括
初学者向けと言っていたので、
ためしにうちのスタッフの早稲田大学政治経済学部3年生と一緒に受けてみた。
英語・国語・世界史受験者。
第1講からいきなりりわからないとのこと。
じゃあ、高校時代にやったであろう、第5講数列を受けさせたのだが、
やはりよくわからないとのこと。
スタンダードなので、網羅系の問題集と同じような授業かと思いきや、
問題は同じなのだが、
「条件や定義や公式の説明がなく、いきなり授業が展開されてしまう」
従って、一度学校で習った人でないとすっきりしない講義になっている。
どのレベルの子ならこの授業が受けられるか?ですが、
極限は、数列が不可欠。
二次曲線は、二次関数が不可欠。
そう考えると、センター試験で数学ⅠAⅡBが40点を超えるくらい。
数学ⅠAⅡBの公式を100%覚えて、使いこなせないまでも、言われたら思いだせるくらいの位置にいないと、
そもそも理解が難しいだろう。
何の公式を使って
これをやる時間がある人は、黄色チャートを自分で買ってやるのと比べてから取り組んでほしい。
私の立場は言わずもがなです。
また、余談ですが、先生の話すスピードが遅いので、
1.4倍速で再生しても、通常の会話のスピードに聞こえますよ。
記事提供:スタディサプリ研究所
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