この講座の効果的な対象者
早稲田やマーチ文学部を志望する受験生。
国公立で漢文がでる大学。
※センター試験のみの高校生には不要。
参考書でもっとさくっとやった方が時間効率がより
私だったらこう使う
たぶん使わない。
敢えて使うなら、上記対象者に、古文の文法が完成したであろう夏休みを使ってやらせる。
時期的に余裕のある1・2年生であれば、通年を通じていつやってもよいだろう。
ただ、早稲田大学ですら、漢文はほとんど出ないようなもんなので、
文学部のような漢文がかなりでる大学を除いて、受講しても時間の無駄かなと。
古文はしっかりやって、漢文は参考書1冊で十分でしょう。
※注:最も少ない時間で高得点が取れるのが漢文なので、現在の実力を相対的に考え、漢文を武器にしたい人はやるべき。
コンテンツは素晴らしいのだが使いどころがない講義。
理由は後述します。
推奨受講期間
人によって違うが、短期に固めていいだろう。
※授業中先生は、「割と長期に時間をかけて」と言及しているが、個人的には漢文を長期に時間かけてやる必要はないと思っている。
概要
第1講 基本事項の確認
第2講 再読文字/使役形
第3講 受身形/否定形
第4講 疑問形/反語形
第5講 詠嘆形/比較形/仮定形/限定形/累加形
第6講 抑揚形/願望形/その他
第7講 漢詩/漢文読解法
第8講 実践練習(1)
第9講 実践練習(2)
第10講 実践練習(3)
「はじめに」
古文文法がないと漢文は読めないので、まずは古文文法をしっかり覚えてこい。
あとは、
- 文構造
- 置き字
- 句法
が理解できれば大丈夫です。
※余談:「こぶんぽう」って授業中先生は言っているけど、「古文法」なんて調べてもなかった。
「古典文法」か「古文文法」でしょ。
「予習・復習」
古文とほとんど一緒。
予習したらすぐ授業うけなさい。
珍しく、受講期間についての言及もある。
毎日1講とかではなく、2ヶ月など期間を決めてしっかり句法を暗記しろと。
総括
まず、センター試験の漢文はこのテキストほど難しくなく、
早稲田・マーチ文系など漢文が出題される大学を意図してコンテンツを作っているのだろう。
しかし、早稲田・マーチでも漢文の出題分量は多くないので、ここまでやる必要は感じられない。
また、東大など二次試験で漢文が出る大学は、もっと難しいのでこの授業では不適。
つまり、コンテンツとしては中途半端。(一番のボリュームゾーンであるセンター対策に過分なので)
センター試験受験者は、
自分で参考書を1冊完璧にする➡センター試験対策古文漢文を受講
が一番時間効率がよい。
この講義は、スタンダード漢文という名称ではなく、ハイレベル漢文と名称を変えて、
東大など記述まで踏まえたコンテンツにした方がいいかなと。
記事提供:スタディサプリ研究所
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