この講座の効果的な対象者
AO推薦を考えている人。
指定校や、学校推薦で進学が決まって暇な人。
中高一貫校進学校で、受験に余裕がある1・2年生。
人文社会学系に進学を希望する受験生。
(医療看護系だと、論理補完部分のボリュームがあり過ぎ、且つ、医療系のネタが少なすぎる。
つまり無駄に考えること多い割りに、医療系の対策しないので、時間の無駄)
私だったらこう使う
上記、対象の生徒に適宜処方する。
予備校の先生という立場なら、夏休みのまとまった時間でやらせる。
(2年の冬くらいから意識高く勉強をしてきた上で、この講義を見せれば、モチベーションも上がるだろう)
学校の先生という立場だったら、第1講〜3講までを、学校の授業中に使っても面白いかも。
受講後は自分で問題を書いて、学校の先生に添削してもらおう。(無料だし)
がしかし、学校の先生が論理的に添削できるのかどうかは不明。
推奨受講期間
1週間に0.5回程度。
急ぐ必要のないコンテンツ。
概要
第1講 そもそも小論文とは/テーマ「学校でボランティア活動」
第2講 テーマ「志望理由」/自分の学問関心をクリアにする
第3講 テーマ「研究計画」/自分の学問関心を深め広げる
第4講 テーマ「課題文要約」
第5講 テーマ「図表分析」
第6講 テーマ「〈対策指定〉の対策」
第7講 テーマ「意見論述の練習1」
第8講 テーマ「意見論述の練習2」
第9講 テーマ「意見論述の練習3」
第10講 テーマ「意見論述の練習4」
「はじめに」
この授業では添削はつかない。
書いて添削する前に皆に知っておいて欲しいことがあるので、この講義を作った。
「予習・復習」
予習不要。
テキストに直接書き込んでメモを取っていってくれ。
そして知識がたまったら、書く訓練を。
復習してまた新たに書いてみてください。
総括
テキスト内容が充実しすぎ。
16ページまでの、小論文のいろは的な前書きは素晴らしい。
これは要熟読。
10回の講義を全て聞いて、あとは
- 知識の習得
- 記述の訓練
これを日々少しずつ、少しずつやっていけば、文章力はアップするでしょう。
上記2点は、受講後しっかりやるのが前提で、
入試小論文はこの講義を受けるだけで、どの大学のどのレベルの問題も対応可。
1−3講目は自分探し的色合いもつよいので、時間がなければ、4講目から受けてもいいかなと思います。
また、医療看護系の大学や専門学校では、ここまで硬派な文書を要求されないと思いますし、巻末資料含めて不足感が否めないので、他の参考書等を利用するのをお勧めします。
以下残念なポイントを・・・(結構主観もあるけど)
- せっかく慶應法学部の採点基準等、客観的な根拠を示したテキストになっているのに、自己紹介がナンセンス。「年間1万枚の添削をして〜」などと言っているが、毎日8時間働いて、1日28800秒です。
それが200日稼働で、576万秒=1600時間。年間約1600時間働くんでしょうが、、1600時間でどうやって1万枚の答案に目を通すの?揚げ足取りのようだけど、こういう自分を盛ってみせるのはバレないウソにしてほしい。(盛るのは大賛成。ウソも信じ続ければ彼らの中では真実になるので) - 巻末の「使える統計資料」や「参考文献」は素敵すぎる。個人的にその部分だけ保存してしまったくらい。しかし、その中で何が重要なのかが絞れてないので、使える高校生ほとんどいないだろうなーと。
- あとは悪口ですが、いかんせん現代文講師の回りくどい言い回しが苦手です。
「それは、たまたま。つまり僥倖であって偶さかなんだ。」みたいな。
「それはラッキーだったんだよ」って言えばいいじゃん。
↑でも、古文の岡本先生はこういう口調なんで結局俺は難癖つけたいだけか。。。 笑
総じて、コンテンツはすごく優れているんだが、お腹一杯感が否めない。
レベルや意図していることをカテゴライズして、2つか3つくらいの講座に分けた方がよいだろう。
また、小柴先生は本当に生徒の小論文を見ているのか?
関東圏で言えば、横国や首都大学東京などのAO推薦に合格するような子や、慶應義塾大学法学部のFIT入試を突破する子でも、こんなレベルの高い文章は書けないと思うんだが・・・。
大学生が文章記述のいろはを身につけるのにはいい授業かなと思います。
いずれにしろ、コンテンツは素晴らしいが取捨選択が難しい授業ですね。
記事提供:スタディサプリ研究所
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