効果的な対象者:
不要。
すごく遠まわしに言うと、
世界史の知識が入っているのだが、問題演習が不足している人。または、問題を解いても、自分で答えを調べる力がない人が、その調べるまでの思考回路を確認するためには結構使える。
ただ、自分で知識入れて、センター試験レベルの問題で答えを調べられない人は・・・どこも受からない。
よって不要。
俺だったらこう使う:
使わない。
推奨受講期間:
なし。
概要;
第1講から10講までの全10講議
といっても、センターの過去問を解いて、その解説をする授業。
力強く話すので、先生の授業を受けてみたいなーとは思わせてくれる。
「はじめに」
世界史は「しっかり勉強して9割とれた」って人と、
「いやー6割とれなかったですー」という人に分かれる。
また、センター世界史村山秀太郎の14か条なるものの宣伝もしてくるので、詳細は講義にて。
スタディサプリの先生の色々な「はじめに」を聞いたが、
初めて講義を受けてみたいなと思った。
「予習復習」
問題といて、教科書にマーカーを引け。
というメッセージ。
全然やってないやつは設問といて、選択肢見てくればOKっていってるけど、そもそも大学受験の社会において、知識が入っていないのに問題演習をする必要はないだろう。
結局は、自分でできる過去問演習のレベルから脱却していない。
せっかく通期の授業が用意されているのであれば、「知識を入れるためにまず通期を」と促せばよいのに。
※これは好意的に考えるなら。「センター世界史」と銘打っているので、今の時期にそんなこと言わせる子は受けないだろうという前提なのかもしれないが。
演繹か帰納かみたいな話になってしまうんだが
過去問を学習の中心に据えろ
と言っているのだが、これは個人的に反対。
大人の勉強ならまだしも、高校生の受験では、この「問題を解いて間違ったものを確認して覚える」というアプローチがうまく機能しない。
毎年何百人もの高校生を見るんだが、
問題を解いてそこから不足している知識を入れるには、ある程度の内容が入っていないと不可能。
※大人が何かを勉強するさいに、まずは過去問を解いて、わからないところを確認する方が効率が良いというのは、前提とする知識量が違う。高校生にこのアプローチはつらいなと。
と、大分脱線してしまったが、知識がない人がこの講義を受けても、知識を入れることはできない。
知識の抜けをさぐるために、一つずつ講義を受けて知識を整理するのには使えるが、
そんな時間は受験生にはない。
記事提供:スタディサプリ研究所
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