前回、センター数学ⅠA対策講座 の講義分析を書いた。
効果的な対象者:
問題を解いてみて、「よくわかならない」部分が明確な受験生。
自分だったらこう使う:
センター試験数学ⅡBの問題を解かせて各配点を見る。
各設問毎に「解説を見てわかるか」で判断(←この判断が難しいが、それは今までの点数の推移を見て判断。)
解説を見てもわからない、もしくは自信がない人が、その単元だけを短期間で再復習するために使う。
※そもそも矢印をみて、ベクトルだと気づかないとか、logってブログのことかな?というレベルの人は当然解説を見てもわからないので、山内先生の高校1・2年レベルの数学に進むべし。
また解説80%くらい取れていて、解説見て「あー思いだした」という人も不要かと。
間違っても、数学初習者が「センターしか数学使わないから」という理由では使うな。
推奨受講期間:
苦手分野を一気に。
それこそ微分積分、全3回であれば、3日で。
1日でできればなおよし。
それから過去問演習へ。
概要:
1講から10講までの全10講議
センター試験数学ⅠAと比べても、講座数が多いのはそれだけⅡBの方が難しいということの表れか。
「はじめに」:
ⅠAと同じ。
というよりも、ハイレベル数学ⅠAⅡBの「はじめに」の使い回し。1度見れば十分。
「予習復習」
同上。
総括:
数学ⅠAの講義と違い、全体を通じて、多少「センター試験数学ⅡBを解くためのテクニック」が入っているので、受講の価値はある。がしかし、そうは言っても、60分の講義10回をすべて受けるのは時間の無駄。(受験生には)
CMは10月以降に流れているが、実は夏休み終わりから講義はリリースされていた(山内先生談)とのことなので、受験生でも9月とかに受けられるなら全部をじっくり受けてほしい所。
冬期講習として12月とかに受けるのであれば抜粋して受けよ。
また、数学以外の分野も含め、「答えを見ればわかる」かどうかが判断基準だと、私は常に言っているのだが、
答えを見ればわかる。実力差がある中で、その力があるかどうかを生徒が自分で判断することは困難です。よってこの講義が、その指針となれば幸いと考えております。
というように、書いてあり、この講義を使って、わかるかわからないかを判断しろというスタンスのようだ。
熱い上に、優しいようだ。
私はそんなに優しくないので・・・
本音で伝えると。
センター試験対策講座を見る段階(おそらく高校3年生の秋以降から冬)において、
センター試験レベルで答えを見ればかわるかどうかの自己判断できなければ、
試合終了です。
もちろん理解のために、先生がおっしゃるようにスタディサプリの高1・2年の講座をみてほしいのだが、
大学に行くのはまた来年になるでしょう。
それを判断するために講座としては、怖いかもしれないが効果的。
加えて、別の使い方としては・・・
たとえば、国公立文系志望において、この講義を受けて言っている意味がわからなければ、
早急に3科目型(英国社)の私立志望に変えるというのも一つの使い方だろうか。
下手に横浜国立大学を志望して、数学の点数が伸びないのならばいっそ、早慶上智の私立志望に変えた方が結果にむすびつく。
センター試験講座の分析とは関係ないが、
「残り期間」と
「今の点数」に応じて
「志望大学」の変更を考えなければいけないのが11月ですね。
つらいかもしれないが、現実を直視しましょう。
現実を知りたい人は、自分の点数と志望大学を添えて、ご相談ください!
記事提供:スタディサプリ研究所
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