これまでの投稿で、音読をすれば英文を読むスピードが格段に速くなることはわかりましたね?
ただ、ひとつ注意してほしいことがあります。それは、『音読の勉強と同じくらい構文をとる精読の勉強も大切だ!』ということです。
確かに英文を速く読めて、表現のストックが貯まり会話が出来るようになればある程度の問題は解けるようになります。
極論を言えば、音読をすればそれだけで受験に必要な英語の知識を習得できる可能性はあると思います。
しかし『可能性がある』にとどまる可能性もあります。
大学受験の英文は音読しやすい平板な文章だけではなく、一文の構文をじっくり時間をかけて考える必要がある英文も数多く出題され、また音読だけで緻密な作業をともなう文法問題や構文解釈にまで手を広げられることが確実にできるか?と問われればやはり疑問も生じます。
しばしば構文主義と揶揄されることもありますが大学側がそれを求めている事実があるので、やはり構文をとるという勉強は非常に大切です。
そもそも構文がしっかり取れなければ英語圏で育っていない我々日本人は英文の意味を解釈することができないとさえ言えるでしょう。
この文章を読むと『そうか~音読しまくれば英語ができるようになるのか~!』と安易に考えがちになると思いますが、構文の大切さという以上のような点も踏まえ、音読をするのと同じくらい構文をとる通常の授業を頑張ってください。
ですからやはり、授業で単語・熟語・文法を覚え、構文をしっかり確認した上で、音読によって英語を言葉として体得するという位置づけで勉強できれば受験英語に関しては無敵と言えるでしょう!
さぁ皆さんも今日から音読で英語がデキル人になりましょう!!
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